元気な人でも新型うつ病にかかる可能性がある

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病気という認識をもつ

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うつ病とは何か

いま注目されている新型うつ病という病気は、医学的に厳密な定義がある訳ではありません。そのような専門用語はないのです。では、新型うつ病とはどんな病気なのか、どのように対応すればよいのか、考えてみましょう。最初に理解しておくべきことはうつ病の基本です。従来から指摘されているうつ病は、親和型うつ病と言われています。何らかの原因、ストレスや体の病気などにより発病すると言われていますが、不明な部分も多い病気です。発病しやすい、と言われるタイプとしては真面目で几帳面であり、仕事に夢中になることや責任感が強いことなどが挙げられます。まさに、どのような企業でも仕事ができる人間として評価される方のタイプです。また、他人に対して気配りができ、相手の気持ちに敏感に反応しようと心掛ける面が多くある、という点も特徴として挙げられます。発病までの一例を挙げると、真面目で周囲の評価も高い方が、仕事熱心であるために大量の仕事を抱え込み、結果として睡眠時間も十分に取れずに肉体的にも精神的にも疲弊して発病するというパターンです。症状としては気分が沈んで何事に対しても意欲がわかない、落ち込んだ気持ちの状態から回復しない、強い憂鬱感が続くなどの症状が見られます。これらの症状が2週間ほど続くようであれば専門家に相談する必要があります。このうつ病は決して心の弱い人や怠けている人がなる病気ではなく、誰しも発病する可能性がある病気で、その確率は5%とも言われています。一方で、上記のような従来からのうつ病とは異なる特徴を持つ新型うつ病と呼ばれる病気も目立つようになりました。

気長に治す

新型うつ病は、多くは若手社員に見られることが特徴的です。また、仕事中は憂鬱で身が入らないものの、退社してからは生き生きとして自分の趣味に夢中になる、などと言われます。怠け病と誤解される原因です。また、従来のうつ病が、仕事が出来ないのは自分の能力が不足しているからだ、と自分自身を責める傾向があるのに対し、新型うつ病は自分が悪いのではない、他人が悪いのだとする傾向が見られます。この点も、甘えているだけだと誤解される原因となります。しかし、本人からすれば深刻な問題です。希望をもって入社し、前向きに仕事に取り組もうとしたところが、本人しかわからない何らかの理由で気分喪失になってしまうことがあります。たとえば、些細なミスを指摘されたことに対して過剰に反応してしまうことや、身だしなみを注意されたことを生活態度全体に対しる叱責と受け取ってしまうなどにより、次第に仕事に身が入らなくなっていくわけです。一方で、趣味の時間では生き生きとする、ということを表面的に見れば、周囲は誤解するでしょう。そしてその誤解がさらに本人を苦しめるという悪循環に陥ることになります。では新型うつ病への対応にはどのようなものがあるのでしょうか。まず、病気であることが確定したら、周囲もその心構えを持つことです。決して怠けているわけでも、甘えているわけでもない、という事です。ともすると、自分と比較して非難する傾向が見られますが、それは誤りであることを認識します。そして、本人の気持ちを理解しようと努力しましょう。そのうえで、本人が出来ることを言葉にして認め、褒めましょう。簡単に出来ることではありませんが、周囲の理解は不可欠です。若手社員を採用した意味を遡って考え、更に企業の将来も考えたとき、新型うつ病に罹ってしまった若手社員を責めるだけでは何の解決にもなりません。育てて戦力にするためには、周囲も新型うつ病を理解して気長に治す道を採ることがベストなのです。また、新型うつ病の発症をしている疑いがある社員をみつけたら、心療内科への受診を勧めて見るのも良いでしょう。心療内科では、専門の医師が診察やカウンセリングをしてくれます。また、症状に合わせた処方箋も出してくれます。心療内科に通う事で症状も少しずつ和らげる事ができるのです。